ABOUT

MISSION名前の由来とミッション

「自然のそばに(by nature)」身を置き、
「生来の犬(by nature)」の感性を研ぎ澄ませる

DogsByNature(DBN)という名に込めた想い、トレーニングへの思い、そしてわたしたちが掲げるミッションをご紹介します。

DBNについて

01BeginningDBNの誕生

DogsByNatureという名に込めた想い

イギリス滞在時の写真

Nature(ネイチャー)は「自然(の)」、By(バイ)は「そばに」。Natureには「本質」「天性」といった意味もあり、By nature(バイ・ネイチャー)で「生まれつき、生来の」。ですから、つまり、DogsByNatureを訳すと「生まれついての犬」もしくは「自然のそばにいる犬」となります。

犬は生来、自然の一部です。
私たちは暮らしの中でお花を飾ったり、お庭を手入れしたりすることによって「自然」を身近に感じ、癒やしを求めます。それと同じように、自然の一部である犬がただそばにいてくれるだけで、私たちは穏やかな心を手に入れることができます。しかしながら犬たちは人の言葉を理解し、心を通わせるパートナーであり、社会とのつながりを維持するための橋渡し役ともなります。そして、自然の中でこそ能力を最大限に発揮し、個性が輝きを放つといわれています。

犬たちがもっとも輝ける環境とは?

私が暮らしていた世界的な大都市・ロンドンには、至る所に緑豊かな公園があります。都会だからといって犬たちは窮屈な思いを強いられることはありません。人々の全幅の信頼のもとリードもつけず、心身を解き放つ時間を存分に楽しみ、表情はキラキラと輝いていました。

ピーターラビットで有名な湖水地方などの田舎では、犬たちが広大な丘陵地を駆け抜けて猟や牧畜を助けるなど、暮らしになくてはならない存在として活躍しています。単にそばにいて愛されるだけでなく、「自然のそばで人と自然と共に生きて」いて、「犬たちが自然の一部であり、自然の中でこそもっとも美しい」ことを実感できる場面が、英国にはたくさんあります。

では、日本ではどうでしょうか。この国にいる犬たちは、どれくらい満たされているか、想像したことはありますか? そんな視点から、DBNという名称には3つの想いを込めています。

DBN「生来の犬」ひとつめの想い

犬たちが「自然のそばに(by nature)」身を置き、「生来の犬(by nature)」の感性を研ぎ澄ませ、英国の環境のように「キラキラと輝ける時間」を楽しめるように。そんな願いが私たちの原点です。その自然の中でのキラキラタイムは、犬たちの魂を浄化するかけがえのない時間です。
いつも癒やしを与えてくれる犬たちに、自然のそばで「犬らしくいられる時間」を届けます。

DBN「生来の犬」ふたつめの想い

犬たちには、人と同じく「個性」があります。人が意図的に作り出した犬種という「生得的な特性」、言い換えれば「生まれつきの特技」があるのです。ところが、個性を理解しないまま「しつけしなければ」という知識が先走って、一方的に抑えつける、食べ物を与えていれば良好な関係を築けると思い込んでいる、そんな家庭も少なくありません。

例えばテリアは、人にとって害獣となる動物を咬み殺すために作出された犬種です。農家の納屋などに放し飼いされ、24時間いつでもネズミなどの害獣が現れればすぐに反応し、咬み殺すことができる。そんな強い自立心、気性の荒さを持つのが良いテリアとされてきました。しかしながら一般の家庭ではなかなか理解されず、落ち着きがない、噛み癖がある、くわえて離さない、言うことを聞かない……など、扱いにくい犬だと受け取られてしまうのです。

スパニエルやコリーなど広大な土地でこそ能力を発揮する犬種は、エネルギーがみなぎっているゆえに、いたずらが多かったり、鳥や早く動くものといった特定の刺激への執着が強かったり、少々困ってしまう行動が目立つかもしれません。

DBN「生来の犬」2つめの想いは、犬たちの生まれつきの個性を理解し、伸ばすサポートをすることです。それぞれの犬に最適なトレーニングを通して特性を引き出し、生命を謳歌するきっかけをつくります。

DBN「生来の犬」みっつめの想い

1万4000年以上も前から、犬は人のそばで暮らしていたとの記録が残っています。不審者に吠える、獲物を見つけるといった行動のほか、紀元前からすでに家畜を集める、人や家畜を守る、害獣を殺す、とさまざまな場面で人の暮らしを助けてきたそうです。

犬が「生まれついての犬」である意味とは何でしょうか?
DBN「生来の犬」3つめの想いは、その問いに真摯に向き合うことです。共感できる仲間との出会い、犬たちとの出会いの輪を広げ、人と犬たちの幸せを増やすために力を注ぎます。

02Side StoryDBNサイドストーリー

犬という生き物

「イヌの祖先はオオカミである」
これは科学的に明らかにされていると証明されており(※1)、そのエビデンスからは、犬のトレーニングを成功に導くための重要なヒントが浮かび上がります。

イヌをしつけるときの方針として、よくをオオカミの習性が引き合いに出されます。例えば、「オオカミの群れのルールにならうべき」(※2)といったものです。「オオカミの群れは縦社会で、上下関係がはっきりしています。上位のオオカミは下位のオオカミより賢く強く、下位のものは従順で規律を守る、そうして群れの秩序が保たれます。ですから、服従できずに歯向かうものは群れの仲間としては認められず、共生できない」というのです。

これを犬のしつけにも当てはめたために、「人が上位であるべき」「犬が困った行動をとるのは、飼い主より偉いと勘違いをしているから」という考え方が広まったわけです。しばしば「犬が人をナメている」といったフレーズを耳にすることがあるでしょう。

飼い主と犬は、オオカミの群れにおけるリーダーと下位のオオカミのような関係性が理想的である。絶対服従が原則で、軽く見ているような態度をとるなら罰を与えて理解させるべきだ──。そうした方向性で実施された戦中戦後の軍用犬の訓練が、やがて「しつけ=体罰で服従させること」と一般の人々にも解釈されるに至ったのは想像に難くありません。

1990年代に入って、人々の暮らしが豊かになるにつれ、この制裁や体罰を是とするしつけ方に対して疑問を抱く人も増えました。その声は時代とともに大きくなり、いまや「人は犬に信頼されるリーダーになるべきだ」との考え方が主流となりつつあります。

そして2000年代、かつての「働く犬」から「家庭でコンパニオンとして迎えられる犬」が増えると、より科学的な知見から「犬という生き物を正しく理解しよう」とする動きが目立つようになりました。「イヌはオオカミよりも柔軟な脳を有し、ヒトの感情を読み、新しいことを学習することが得意な生き物として進化を遂げた。いわば、人と共に生き、心が通うからこそ、犬は犬らしくいられるのである」──。そんな研究結果も報告されています。(※3)

(※1)Raymond Coppinger and Lorna Coppinger (2001), Dogs: A New Understanding of Canine Origin, Behavior and Evolution: Scribner.

(※2)Konrad Most (1955), Training Dogs: A Manual: Dogwise Publishing.

(※3)Purdue University, https://caninewelfare.centers.purdue.edu/evolution/, 2023.

03Our conceptコンセプト

DBNのトレーニングに対する考え方

KIND, FAIR, FIRM and FUN

  • 犬という自然界からの授かりものに対する畏敬、感謝、共に学ぶ謙虚な気持ちを基本姿勢とします。
  • 共感できる感性を大切にします。
  • 親切でフェアだけどしっかりしたリーダーシップを目指します。
  • 楽しむ心を育みます。

04Our missionDBNミッション

私たちDBNは

  • その名に込めた想いを大切にします。
  • 犬たちの心と脳と命を満たすような関わり方やトレーニングメソッドの研鑽を積み続けます。
  • 全ての犬の個性を尊重して「フェアな視点」を持ち続けます。
  • 犬たちに心と脳と命を満たすトレーニングやケアを提供します。
  • 幸せな犬こそがご家族の幸せを増やして豊かな心を育むことと信じ、サポートします。
  • 犬と共に学び、成長していけるお時間をいただけること、みなさまとの出会いに感謝し続けます。
  • スタッフ一同が命を大切にできるよう助け合い、高め合い、感謝し合える「Happyチーム」を目指します。
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